自分のドメインを取得し、そのドメイン管理やウェブの開設などをホスティングサービスやレンタルサーバ事業者（ここではまとめてホスティング業者と呼びます）に任せて各種サービスを受けてきたところ、そのホスティング業者と、ある日突然連絡が取れなくなるというトラブルが多く発生しています。

特に小さなホスティング業者の場合、もともと電話連絡を積極的に受けていなかったり、電話番号を公開していなかったりします。普段はメールで連絡が取れていたので安心していると、いざメールで連絡不能に陥った場合、途端に事業者との連絡手段を失います。

ドメイン管理やホスティングサービスは１年契約、またその料金は先払いのケースが多いかと思います。突然連絡が取れなくなってサービスが受けられなくなっても、サービスが受けられなかった分の料金の返還が現実的には難しくなります。

ウェブサイトが見られなくなったり、メールが使えなくなる場合もあります。

さらに困った問題として、それでは他のホスティング業者に乗り換えてドメインを移管しようとしても、元のホスティング業者が、そのドメインの移管に対し許可を出さないと、移管手続きが出来なくなるという可能性があります。

そのような場合は、移管先のホスティング業者に、先ずは相談してみましょう。移管手続き許可のメールを、元のホスティング会社に対し発信してもらいます。

また、上位レジストラやドメインを管理しているレジストリなどに相談してみるという方法も考えられます。

ただ、いずれも解決に決定的な方法ではありませんので、ドメインの移管が行えない場合、最悪は、登録の有効期限が切れて、そのドメインがフリーになるタイミングを見計らって、再取得するという方法も視野に入れておきます。ただ、フリーになったドメインは早い者勝ちなので、必ず再取得できるとは限らない場合もあります。

長期間のサービスを受ける契約です。ホスティング会社選びは慎重に行ってください。

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