代理出品詐欺
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よくあるトラブル事例

商品未着
 

ショップに注文後先払いだと言われて入金後、またはオークションで入金した後、商品が届かない、連絡が取れないなど、商品未着に関わるトラブルはインターネット上で発生するトラブルの中でも一番多いトラブルです。

少なくても、先に代金を支払うという前払い式の取引でなければ、このような被害は発生しないことを考えると、インターネット上の取引では、前払い式の取引が、まだまだ多いということが伺えます。

また、インターネット通販は、隔地間取引が可能という点がメリットなのですが、トラブルが発生したときに、それは同時にリスクにもなります。ケースによっては相手方管轄の裁判所に出向かなくてはならなくなるため、そのための費用や時間的な部分においての訴訟のコストが高くなるからです。

商品未着の理由は金銭の搾取を目的とした明らかな詐欺のケースのほか、詐欺とまではいえなくても、同じように代金を支払っても商品が届かないケースがあります。それは相手方が自転車操業に陥っているケースです。

自転車操業状態では、入金されたお金があれば、それを別の返済に充てるという行動を繰り返している状態ですので、その人に返済するためには、新たに別の人からお金を調達してこなければなりません。自転車操業は既に被害にあった人全てに返済する能力はありません。自転車操業状態が長ければ長いほど被害が拡大化しますが、いずれは破産、夜逃げ状態に陥ります。  

商品未着状態であるのは詐欺のときと同じですが、詐欺として扱いにくいのは、相手方が返済する意思をみせている場合が多いからです。「もう少し待ってほしい」といって、商品引渡しや返金を先延ばしにして、あきらめてくれるのを待っています。警察が介入しにくいという点では厄介な被害です。

初期の段階では、しつこく返金を主張する人にはお金を返しますが、その時期が過ぎれば支払い督促や訴訟などの手段を取らないと解決が難しくなります。いずれにしても破産、夜逃げしてしまえばそれまでですから、早めの行動が必要です。言われるままおとなしく待っていることが、一番彼らの思う壺なのです。

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商品未着

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